25日線が上向きに転じる【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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中国市場急落に引きずられる

 誰か、トランプ大統領の口にガムテープを貼ってくれないでしょうか。昨日の日経平均は、トランプ大統領が2000億ドル相当の中国製品に対する輸入関税について、税率を当初の10%から25%に引き上げる案を検討中と伝わり、中国市場が急落したことで日経平均も引きずられました。

テクニカルは変化の兆し

 5日線を割り込み、75日線(2万2446円)に接近。一目均衡表では雲上限に達し、昨日とは真逆に正念場を迎えています。しかし、テクニカルサインでは変化の兆しが出てきています。7月20日の当欄では、日経平均の25日線が75日線とデッドックロスしたことをお伝えしました。その時の解説は以下の通りです。
 「足元の株価は25、75日線上で推移しておりますので、気にする必要はありませんが、25日線の下落が止まり、横ばいから上昇に転じるまでしばし時間が掛かります。次のゴールデンクロスが示現するまでは日経平均は押し目形成するかもしれません。その場合、最大2万2300円近辺への押し目が出る可能性がありますが、そこが買いの急所ということになりましょう。

株価見守りながら押目買い

 その後の押し目は7月23日の2万2341円までで下げ止まり、その後はもみ合いながら一昨日2万2775円まで上昇しました。そして、25日線は一昨日から上昇に転じました。現在、2万2332円近辺を走っており、75日線が視界に入ってきました。
 ここで25日線や75日線を割れることなく2万2500円近辺を維持すれば、お盆の頃までには25日線が75日線を下から突き破るゴールデンクロスとなってきます。それまで株価が崩れないかを見守りながら押し目買いではないかと考えております。

日々勇太朗




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