目先目標達成感【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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上値切り下げパターンに変化

昨日の東京市場は日経平均が6日続伸となり、一時2万3006円高値までありました。これで5月21日高値2万3050円、6月12日高値2万3011円、7月18日高値2万2949円高値で形成していた上値切り下げのパターンに変化が出たことになります。しかし、2万3000円タッチで目先の達成感が出たのか、その後は徐々に失速していきました。

7月高値を抜いた意味は大きいが…

テクニカル分析上はザラ場で2万3050円抜け、終値で2万3000円が必要となりますが、7月高値を抜いた意味は大きいという判断に傾きます。しかしながら、日経平均の5月~7月高値時はTOPIXも前後して高値となっていました。7月18日高値以降、日経平均は横ばい推移から下落基調へと移りましたが、TOPIXはその後7月27日まで日経平均をアウトパフォームし、その後厳しい下落基調へと移りました。

日経平均は買いシグナル

このタイムラグが現在の日経平均とTOPIXの相関関係をおかしくしてしまいました。現状の日経平均は一昨日5日線と25日、75日線とのミニ・ゴールデンクロスを示現。昨日は25日線が75日線に対してもゴールデンクロス示現となりました。一目均衡表においては三役好転となり買いシグナルが点灯。

TOPIXはGCにしばし時間

ところが、TOPIXは一昨日、ようやく25日線を回復しましたが、昨日は75日線で頭を押さえられました。5日線や25日線、75日線とのゴールデンクロスにはしばし時間が掛かります。一目均衡表でも雲上限で上値を押さえられ、遅行スパンは日々線の中での推移を強いられています。

全面的に強気できない状況

このように日経平均とTOPIXの位置が違いすぎるために、全面的に強気できない状況と言わざるを得ません。非常に難しい相場です。無理に買いポジションを積み上げるべきではなく、この戻りで軽くすべきでしょう。

日々勇太朗




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