大証|企業速報 証券市場新聞

英国のEU離脱の是非を問う国民投票では事前の予想を覆して離脱派が勝利した。筆者は開票が進む24日は取材で外出していたが、海外ニュースサイトの開票速報を数分おきに確認、移動にすら集中できない状況だった。
今回の国民投票とは比較できないが2015年5月17日に実施された大阪都構想の実現の是非を問う住民投票を思い出した。あの当時は通常の選挙ではあり得ない与野党間の連携が実現し僅差で都構想が否決された。当時の調査では若い世代で都構想に賛成、高齢層で反対と世代間で考え方が異なっていたのを覚えている。公職選挙法等の改正で満18年以上満20年未満が新たに有権者になった今夏以降に実施していればその結果は変わっていたかも知れない。
英国の国民投票も世代間で考え方が異なる点は共通する。大阪では僅差だった故に今でも都構想の論議が行われている。今回も僅差故に、単純にEU離脱を進めれないだろう。移民問題が根底にあるものの、1年後に経済情勢が変化すれば、考え方を改める国民が増えるかも知れない。今回の結果を受けてEU残留を熱望するスコットランドの独立運動も再燃してきた。英国の次なる指導者は離脱推進派から選出されるだろうが厳しい舵取りになることは間違いない。

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