次世代クリーンエネの切り札【話題のテーマと狙える銘柄】

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アンモニアに脚光

次世代のクリーンエネルギーとしてアンモニアがクローズアップされている。アンモニアは刺激臭が強く、昔からその大半が肥料として利用されており、エネルギー源としては無縁の存在だったが、近年では研究開発の進展から、燃やしても二酸化炭素を排出しない利点に着目する動きが高まってきた。経済産業省も火力発電でのアンモニアの導入を目指し、2030年に使用量を年間300万トンとする目標をとりまとめており、関連企業の存在がマーケットでも注目されている。

燃焼を安定化できる研究が進む

アンモニアは都市ガスの主成分であるメタンに比べて炎を良い状態で安定させる保炎範囲が狭く、燃焼速度もメタンのわずか5分の1程度であることから燃料としての利用価値は低かったが、燃焼器内の空気を旋回させることで、アンモニアと空気の混合気体の流れをコントロールし、燃焼を安定化できる研究が進んできた。これを受けて世界初のアンモニア燃料発電が国内で2014年に確立され、経済産業省では、火力発電で石炭を燃やす際に混ぜると二酸化炭素の排出量を減らせることに着目し、ここへきて2030年に年間300万トンとする目標を掲げている。

クリーンエネの切り札

安全面から原子力発電の新設が不可能なうえ、太陽光や風力などは安定した発電維持することで課題がある。アンモニアでの火力発電ならこれらの問題が解消されることから、クリーンエネの切り札になる可能性がありそうだ。

関連銘柄は?

これに加えて注目されるのは自動車への利用。昭和電工(4004)は豊田自動織機(6201)や 日本酸素ホールディングス(4091)傘下の大陽日酸などと共にアンモニアから燃料電池車(FCV)に使う水素を製造する技術の開発に2016年に世界で初めて成功、アンモニアの利用が進めばFVCの早期普及が期待できよう。この他では産廃からアンモニアを取り出す装置を手掛ける木村化工機(6378)や高純度水素を生成する装置を手掛ける澤藤電機(6901)も注目。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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