週明けは反発スタートも国債入札動向注視【記者の視点】

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一段と調整色を強める

3月第1週の東京市場は一段と調整色を強める動きになった。
先月末はパウエルFRB議長による半年に1度の議会証言が2日間に渡って行われ、そこでこれまでの緩和スタンスが継続されることが確認されると米国の長期金利は一旦、落ち着きを取り戻したが、4日に行われた米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が主催するイベントでパウエル議長が金利に対して言及しなかったことから、再び長期金利が上昇し、ハイテクの構成比率が高いナスダックを筆頭に大幅に下落、東京市場もこれに追随する動きになった。

全般の下げ止まりを待つ

3月は2週目金曜日に225先物オプションのメジャーSQを控えることに加えて年度末に向けて年金基金や企業の政策保有株の売りが出やすい月でもある。これに加えて一年前の3月19日には1万6358円まで急落したことも記憶に新しい。チャート的には25日線に加えて50日線も一時割り込んでおり、次は75日線の2万7827円が意識される。
週末5日のニューヨーク市場は市場予想を上回る米雇用統計を受け、ダウで572ドル超の大幅高となっている。これを受けて週明けの東京は反発スタートとなりそうだが、メジャーSQ週であり、過度な楽観は避けたい。

米10年国債の入札動向が注目

今週は10日に中国2月消費者物価や生産者物価、12日に米2月生産者物価など経済指標の発表が控えるが、金利の動向を見極めるうえでは、10日に予定されている米10年国債の入札動向が注目されよう。
個別では原油高継続から国際石油開発帝石(1605)などが強い動き。一方、指数構成銘柄ではファーストリテイリング(9983)が1月の揉み合いゾーン手前まで下げており、この水準で下げ止まるか注視したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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