反発も朝高のあと伸び悩む
3日の東京市場は反発しました。日経平均は184円高です。注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、インフレを抑制しつつも3月のFOMCで0.25%の利上げにとどまるとの見方を示したことが安心感を誘い、米国株が大幅に上昇した流れを引き継ぎました。ただ、ウクライナ情勢が気になることで、朝高のあとは買い手控えられ伸び悩む上値の重い展開です。
中小型株への買いも手控えられる
東証1部の33業種中32業種が上昇したものの、値上がりが1424銘柄数は1424と3分の2にとどまり、個別にも伸び悩む銘柄が目立ちました。NY原油先物が一時114ドルまで上昇したことで、資源関連が上値を追いましたが、米長期金利が上昇したことでグロース系の中小型株への買いも手控えられています。
マザーズ指数は反落ながらGC
もっとも、日経平均は5日線上で値を保っており、マザーズ指数は反落ながら5日線と25日線がゴールデンクロスしました。ウクライナ情勢は不透明ですが、パウエル議長の議会証言で急激な利上げ懸念は後退しており、3月のFOMCに対する警戒感は和らいでいます。出直り基調は続くと見ており、戻り売りのタイミングを待ちながら、強い銘柄を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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