27日は大幅続伸スタートへ【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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2万6000円前半での膠着状態

6月第4週の東京市場は欧米各国の利上げラッシュで波乱となった第3週の波乱を引き継ぎ、週初の20日に日経平均は2万5520円まで突っ込み、その後は2万6000円前半での膠着状態になった。

恐怖心から上値を買えない

21日以降もイベント的には米国でパウエルFRB議長の上下院での議会証言を控えてナイトセッションの225先物では2万6000円割れまで売られる場面がったが、議会証言は先週のFOMCでの会見とほぼ同様の内容であったことから、戻す動きになっている。6月9日高値2万8389円75銭から20日安値まで2600円超の下げ幅で売られ過ぎ感があり、海外投資家の売りに対して個人など国内勢が押し目買いを入れている構図だが、恐怖心から上値を買えないというのが現状だろう。

ブラード総裁発言と6月ミシガン大消費者信頼感指数で状況好転

膠着感が強かったものの、週末25日のニューヨーク市場はダウで823ドルの大幅高となり、ナスダックとS&Pも3%超の大幅高となり、ナイトセッションの225先物も2万6830円まで上昇している。セントルイス連銀のブラード総裁が成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したことに加えて、6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正となり、インフレがピークに達した兆候が好感されている。

原油価格も下落

世界的にインフレへの懸念が高まっているが、そのキーポイントのひとつである原油価格はWTI原油先物で6月14日の123.68ドルをピークに下げ続けており、直近では22日に101.53ドルの安値を付ける場面があった。それに加えて米国ではガソリンの需要に明確な季節性があり、例年8月中旬あたりにピークがやってくることが多くその後は需要が減少していく。数カ月視野でみれば、ここから再度パニック的な高騰となる可能性は低く、インフレが沈静化に向かえば、9月のFOMCでハト派的なアクションがでる可能性があり、国内外のマーケットは調整一巡感がでることになろう。

ハイテクの逆襲

週明け27日の東京市場は大幅続伸でのスタートとなりそうだ。インフレピークとなれば売られ続けていた東京エレクトロン(8035)含めてハイテクの逆襲が始まりそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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