再び昨年10月安値を意識【記者の視点】

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東京市場は調整色の強い展開

1月第2週は12日に公表された昨年12月のCPIが6連続で鈍化したことを受けてインフレのピークアウト感が台頭し、週末にダウは3万4302.61ドルと昨年12月の高値3万4712.28ドルに迫りつつある水準まで上昇した。半面、東京市場は日経平均で12日に2万6547円61銭まで上昇後は週末にかけて調整色の強い展開となっている。

黒田総裁会見通過までは波乱?

ニューヨーク市場の上昇に反して弱い動きになる背景は今週17日と18日に開催される日銀金融政策決定会合への警戒感であり、18日引け後に予定されている黒田総裁会見通過までは波乱を想定、先物を通じての仕掛け的な売りに警戒したい。

ナイトセッションについては2万5780円引け

先物のナイトセッションについては2万5780円引けであり、再び昨年10月3日に付けた2万5621円96銭を意識する動きになる。その水準を割れると昨年3月9日に付けた安値2万4681円74銭が意識される。黒田総裁は「出口戦略ではない」と度々説明していることから今回の会合では現状維持の可能性は高いものの、些細な表現でも追加修正への可能性として仕掛け的な売りの材料にされる可能性もあることからポジションを軽くして警戒は怠れない。

PBRは1.1倍に接近

ただ、日経平均のPBRは1.1倍に接近し、1度目の緊急事態宣言時やロシアのウクライナ侵略時の下限ラインに接近している。イレギュラーに突っ込む場面があれば押し目買い好機になるかも知れない。

個別ではレーザーテック

個別では半導体関連の主力が踏ん張りを見せた。レーザーテック(6920)は50日線を回復しており、昨年12月のもみ合い水準である2万7000円台回復となればハイテク全般に好影響をもたらそう。

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