米株急落も押し目買いに続伸
8日の東京市場は4日続伸しました。日経平均は135円高です。パウエルFRB議長議会証言でのタカ派発言を受けて前日の米国株市場は急落したものの、押し目買い意欲が強く小安く寄り付いた後は上げに転じました。買い一巡後は戻り待ちの売りに押され前引けにかけ伸び悩みましたが、後場はじり高歩調で前場の高値を上回り、3ケタの上昇で引けています。
BTMとダイワ通を利益確定
引続き個別株物色は旺盛でプライム市場の値上がり銘柄数は前引け段階の1040から大引けでは1237に増え7割近くを占めました。中小型株にストップ高銘柄が続出しており、推奨銘柄ではBTM<5247>とダイワ通<7116>が前日に続いて一時ストップ高に買われるなどおおむね堅調で、きょうは前場は前述2銘柄と合同製鐵<5410>を利益確定する一方、FIXER<5129>やイントループ<9556>、スマートD<5137>に追撃買いを入れ、Aバランス<3856>を買い直しています。
日米金利差拡大に伴う円安が支える
メジャーSQに向けた買戻しが相場を押し上げているとの見方がありますが、米国の大幅利上げが警戒されるなかでの強動きだけに、当面は堅調な展開が続く可能性が高いでしょう。米国株市場が前日の急落で次回FOMCでの利上げ幅拡大をどれだけ織り込んだのかを判断するうえで、当面の米国株の動きが重要ですが、日米金利差拡大に伴う円安が東京市場の下値を支えると見ています。引続き物色の流れを確認しながら強いトレンドの中小型株で値幅を狙っていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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