先物主導で上値追い【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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19日までで7日続伸

5月第3週の東京市場は17日に2021年9月28日以来1年8カ月ぶりに終値で日経平均が3万円台を回復した後も上昇は止まらず、19日までで7日続伸で引けている。

ナイトの先物主導

ニューヨーク市場に関しては債務上限問題のニュースに一喜一憂する動きだったが、ニューヨーク市場を含めて欧米・アジア市場の動きに左右されず一貫して上値追いの状態で、買いが買いを呼ぶ展開が続いた。日中取引が引けると16時30分からの225先物のナイトセッションで更に上値を追う展開で、このナイトの先物の引け値を見て翌日の現物取引で更に上値を追う展開が続き、個別では東京エレクトロン(8035)などの半導体関連やファーストリテイリング(9983)など指数構成銘柄への買いが際立った。

問答無用で調整がほしい

ウォーレン・バフェット氏による日本株追加投資報道で改めて日本株の魅力が再認識されたことが今回の強烈な上昇相場のキッカケだが、植田日銀新総裁がこれまでの緩和路線を継続させていることや東証の市場改革などが評価されているようだ。ただ、4月27日の安値2万8241円67銭から現在までで、幅にして2000円超も上昇したことを考慮すれば、まだ買える理由があるのしても問答無用で調整がほしい局面だ。ここからは更に上昇しても冷静の下落を待ちたい。

債務上限問題は不透明

国内では21日までの広島サミットが終了し、今週は目立ったイベントはない。米国では24日に5月2・3日開催のFOMC議事録やエヌビディアの決算など。債務上限問題は共和党のマッカーシー下院議長が「合意に至る道筋がみえる」と述べたが、その後は、与野党の協議が中断し不透明な状況のままだ。国内外とも手掛かり材料難のなかで、今回の上昇相場がいつ終止符を打つか見守るしかない。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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