週明けは大幅高のスタート【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
目次

週末は波乱の動き

7月最終週の中銀ウィークはFOMCは無事通過したものの、東京市場は日銀金融政策決定会合の結果発表を受けて波乱の動きになった。
27日大引け後のナイトセッションでは日経先物で3万3000円を超える上昇になっていたが、深夜2時頃の日本経済新聞電子版で「日銀、金利操作を柔軟運用 上限0.5%超え容認案」と報じたことで一転売り優勢の動きとなった。27日12時過ぎの結果発表後は一時戻す動きなったが、長期金利の変動幅は上下0.5%を「目途」とし、10年物国債を対象に実施している連続指し値オペの利回りを0.5%から1.0%に引き上げる内容は想定よりもタカ派な内容と受け止められ日経平均は一時3万2037円55銭まで値を崩している。

再びの円安も支援

中銀ウィークが通過することで落ち着きを取り戻す展開を期待したい。今回の日銀金融政策決定会合を受けて為替は1ドル138円台央まで円高となったが、28日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数で変動の大きいエネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.1%上昇と5月の4.6%上昇から減速し、市場予想4.2%上昇も下回ったことでFOMCの利上げ懸念が後退し、NY市場高とともに1ドル141円17銭まで円安に進んだ。これを受けて225のナイトセッションでは3万3100円まで急伸しており、週明け31日は急反発が期待できよう。

主要企業の第1四半期決算本格化

今週は海外では8月1日に米7月ISM製造業景況指数、2日にADP雇用統計、3日に米7月ISM非製造業景況指数、4日に米7月雇用統計が発表され、これら内容次第では次回FOMCでの利上げ動向に再度思惑が働くかも知れない。
国内では31日に6月鉱工業生産、1日の6月失業率・有効求人倍率あたり。個別では31日の第一三共、京セラ、パナソニック、村田製作所、8月1日に三井物産、ニチレイ、2日にイビデン、三菱ケミカル、3日の任天堂など主要企業の第1四半期決算の内容が注目されよう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄

購読会員限定コンテンツ

Pocket

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次