ニデックショック!?【転ばぬ先のテクニカル】

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買い先行のあと659円安という急落

本日の東京株式市場は4日ぶりに反発しました。寄り付きは買い先行スタートで、日経平均は一時211円高の3万1210円までありました。しかしながら上昇は5分と続かず、すかさず戻り売りに押されてしまいました。その後、前日比448円安の3万551円安値まで売られ続け、10月4日の3万487円安値に接近する場面がありました。9時3分の高値から10時39分の安値まで約1時間半で659円安という急落。

511円もの下髭も陰線なので悩ましい

このような動き方は想像を逞しくすると、ヘッジファンドなどが運用成績の悪化により閉鎖され、保有銘柄を成り行きで現金化したのではないかと考えてしまいます。結局、日経平均は安値から551円引き換えし、前日比62円高の3万1062円で取引を終えました。日足ローソク足は511円もの下髭を引く陰線形成。これが陽線形成ならば目先底打ちと言えそうですが、陰線形成なので悩ましいところです。

米長期金利ピークアウトの可能性

23日の米国市場では、米国債に弱気な見方を示していた著名投資家のビル・アックマン氏が、データが示すよりも経済の減速度合いは大きいと指摘して、30年債のショートポジションを買い戻したことを公表。30年債は一時5.159%までありましたが、その後、4.955%まで急低下し、終値は5.002%。連れて10年債利回りも5.005%高値から4.847%まで急低下して取引を終えました。日足ローソク足は長大陰線で前日の陰線を包み込みました。長期金利がピークアウトした可能性があり、今晩以降のNY市場は要注目です。

ニデックは決算予想とほぼ同水準も投げ売り

ところで、昨日発表されたニデックの決算は市場予想とほぼ同水準で決して悪い数字ではありません。しかし、寄り付きから売り気配スタートとなり6.1%安で寄り付くと更に下げ幅を拡大し終値は10.5%安。しかも、出来高は前日比4.7倍に膨らみ完全に投げ売り状態となりました。これだけの売りを一方的に出せるのは海外投資家しかいないと思われます。

上方修正の寿スピリッツも朝高のあと売られる

一方で昨日、上期の業績予想を上方修正した寿スピリッツ。売上高を従来の243億円から288.91億円へ18.9%、営業利益は従来の41億円から66.22億円へ61.5%上方修正しましたが、株価は53円高の2070円をこの日の高値に130円安の1887円まで売られる始末。

手垢のついた銘柄は売り?

そうした中、先日ご紹介したマニー<7730>が年初来高値を更新とは意味が分かりません。要は手垢のついた銘柄を売り、今まで見向きもしていなかった好業績銘柄に入れ替えているということでしょうか。謎ですね。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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