厳しい反落【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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窓空けて下放れ再び一昨日安値意識

本日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は3万567円安値までありました。一昨日は長い下髭を引き、底入れっぽい値動きをしましたが、昨日は逆に上髭陰線と上値の重たさを感じさせる動きとなり、本日は日足の窓を空けての下放れとなったことで、再び一昨日安値を意識する展開となっています。仮に一昨日安値の3万551円を割り込むと底入れっぽい値動きが否定されることになります。その場合、10月4日の3万487円安値割れを目指す可能性が高まります。

国内も金利上昇圧力掛かる

日本の10年債利回りが0.885%まで上昇し、7月の日銀会合でイールド・カーブ・コントロールを柔軟化し、10年債利回りの上限を引き上げた1.0%に近づいてきました。日銀ウォッチャーの間では、今月末の日銀会合で現行の金融緩和策が維持されるとの予想は8割近くとなっていますが、一部では長期金利の上限を引き上げるのではないかといった見方もあり、金利上昇圧力が掛っています。

株式市場は大きく動揺する可能性

ドル円相場が150円を突破したことで、円安対応からイールド・カーブ・コントロール撤廃ともなれば、急激な円高へと転換し、株式市場は大きく動揺する可能性があります。今回の日銀会合は非常に重要であり、ポジションを軽めにしていく必要がありそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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