日銀会合に大注目【転ばぬ先のテクニカル】

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続落し週足5週、日足25日線割れ

先週の東京株式市場は続落しました。週足は窓を空け、5週移動平均線を割り込んできました。一方、TOPIXは7週ぶりの反落。こちらも窓を空けて5週移動平均線を割り込みました。日足ではTOPIXが25日線上を維持する一方で日経平均は割り込みました。日経平均の25日線割れは昨年12月18日以来のことです。

東京エレクだけでは支えきれず

日経平均を牽引してきた一番の主役は東京エレクトロンです。その東京エレクトロンが25日線を上回ったのが昨年12月12日。その後、大発会とその翌日だけ25日線を割り込む場面が見られましたが、その後は3月9日の3万9990円まで上昇し、日経平均を押し上げていきました。日経平均の高値は3月7日ですので、東京エレクトロンだけでは支えきれなくなったようです。そして東京エレクトロンは先週末金曜日に25日線を割り込み、日経平均も耐えられなくなりました。

エヌビディアの不調が下落サイン

ここで気が付くのは米エヌビディアが高値を付けたのが3月8日(金)ということです。エヌビディアの不調が先週の日経平均の下落サインだったというのは興味深いところです。

FOMCはタカ派のコメントが出てくるか

さて、今週は日銀会合と米FOMCです。FOMCは今回、政策変更なしがコンセンサス。先週発表された消費者物価指数と生産者物価指数が市場予想を上回ったことで、声明やパウエル議長の記者会見でタカ派のコメントが出てくるのかどうかが焦点でしょう。

日銀会合は踏み込んだ政策変更行われるか

一方、日銀会合はゼロ金利解除や上場投資信託(ETF)の新規買い入れの完全停止を決めるのかどうか。先に観測記事が出ているためにマーケットはある程度は織り込んでいるはずですが、更に踏み込んだ政策変更が行われるのかどうか、大注目の19日となります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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