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日銀イベント通過で米ハイテクの動き焦点【記者の視点】
前場で日経平均は一時、192円安超まで売られたが、日銀金融政策決定会合の内容が明らかになると下げ渋りからプラス浮上となった。きわめて低い長期金利水準の維持とともに、緩和長期化の副作用にも配慮し、長期金利の一時的な上振れも容認し、無難な落ち着き処となった。これに加えてETFの購入枠はTOPIX連動型の比率アップは想定内だが、市場の一部では打ち切りが想定された日経平均型も残されることが明らかになったことが安心感に繋がったようだ。イベント通過で過度な下値不安は後退したが、ニューヨーク市場でのハイテク売りが気になるところ。これが落ち着けば、東京市場も買い戻しの動きを強めそうだ。
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