2万1000円割れでのスタートか?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

売り一巡後は下げ渋っている

週明け5日の東京市場は日経平均で2万1000円割れでのスタートとなりそうだ。週末2日のニューヨーク市場は引き続き米中貿易摩擦の悪化を嫌気、主要3指数ともに下落し、225先物のナイトセッションは2万900円で引けている。ニューヨーク市場についてはダウで一時、334ドル超も下落、同時進行で225先物も2万750円まで急落しており、その後は「トランプ米大統領は対中制裁関税の発動延期や中止にオープン」との報道をキッカケに下げ渋る動きとなっている。主要3指数ともに50日線まで戻す動きとなっており、トランプ大統領が相場急落を意識してポジティブツィートすれば下げ止まる場面に来ている。

ソフトバンクGの1Qに注目

一方、日経平均は1ドル106円50銭近辺まで進んだ円高が沈静化するかが焦点。円高が更に進めばナイトセッションで付けた2万750円が意識され、SQ前にした先物からの仕掛け的な動きには注意する必要がある。
イベント的には7日に「JPX日経インテックス400」構成銘柄の定期入れ替えが発表、ソフトバンクグループの第1四半期も予定されている。孫社長の発言で指数寄与度の高い同社株が変動すれば、全般相場に少なからず影響をもたらそう。




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