リニア関連は息の長いテーマ、大阪延伸前倒しが刺激

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円高への不安が抜け切れないなかで、物色は引き続き内需関連が中心となりそうだ。その中で改めて注目されるのが2027年に東京ー名古屋間で開業が予定されているリニア中央新幹線の動向。ここへきては大阪までの延伸が前倒しされることが現実化しており、これを受けて建設を手掛ける関連企業への更なる恩恵が期待される状況になっている。

リニア中央新幹線については東京ー名古屋間での2027年開業に向けて既に建設が着工されているが、名古屋ー大阪間については2047年に延伸されることが予定されていた。この延伸について安倍晋三首相は前倒しを支援することを表明、これにより大阪への延伸は8年前倒しされ37年になることが伝えられている。JR東海(9022)は全額を自社で負担する計画ながら政府は延伸に関して低金利の長期貸し出しを検討しており、資金面での問題が解消されることになる。
リニアの建設では最難関とされる南アルプスを貫く大トンネルの一部で、大成建設(1801)と錢高組(1811)、佐藤工業の3社よるJVが受注している。大成建設の株価は昨年12月22日に付けた841円も視野に入っており頑強な動き。大阪への延伸となれば、三重県ルートで山間部の工事が増える可能性があり、今後の延伸に絡む追加受注期待も考慮すれば錢高組を含めて引き続き注目されそうだ。
車両開発では三菱重工業(7011)やJR東海子会社の日本車輌製造(7102)など。「国策に売りなし」の格言で中長期的に注目されよう。

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