安倍首相訪中に注目【記者の視点】

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NYは3指数揃って最高値

 週明けの東京市場は反発でのスタートが予想される。週末20日のニューヨーク市場は11月の個人消費支出(季節調整済み)が、前月比0.4%増と、市場予想と一致したことやトランプ米大統領が中国の習近平国家主席と通商面や香港、北朝鮮問題について協議し、「前進した」とコメントしたことを好感し、3指数揃って最高値を更新している。

海外資金クリスマス休暇で上値は重い

 ただ、12月第3週の東京株式市場は17日に日経平均が2万4091円12銭まで買われ年初来高値を更新したが、その後は上値の重い動きが続いている。この動きから推測するとやはり外資系ファンドなどの海外資金がクリスマス休暇入りを前に手仕舞いの動きを続けていると思われる。国内に目を向けても証券会社の自己売買部門は大納会が接近するにつれて、積極的な売買を控える傾向にあることから、よほどの大きなニュースが出ない限り、指数とそれを構成する主力株では方向感のない展開が続きそうだ。

中国に関連する銘柄は注目か?

 イベント的には23日から安倍首相が中国を訪問する。「第1段階」で米中が合意したとはいえ、友好を深めて経済連携を深めれるのは中国にとって日本しか選択肢はない。2020年は衆院の解散選挙が有力視されるなかで、安倍首相にとっても得意の外交で成果を得ることが必要であることから、何らかの明るいニュースがでるかもしれない。その意味では中国に関連する銘柄は注目かもしれない。

IPOのセカンダリーが短期物色

 個別では任天堂(77974)の下落は海外投資家の手仕舞い売りの象徴だろう。一方、26日のスポーツフィールド(7080)までIPOも残すところ5銘柄になった。17日公開のフリー(4478)の連日最高値が支援となり、内容の良いIPOのセカンダリーが短期物色の中心となろう。




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