3Q決算は後半戦【記者の視点】

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週明けは続落でのスタートか?

 2月第1週の東京市場は新型コロナウイルスの感染拡大への不安が高まっていたが、春節明けの上海市場の動きを見て大きく戻す動きになった。225先物は3日の寄り前の時間外で一時2万650円まで急落する場面があったが、この動きには特定の外資系による売り仕掛けがあったようだ。その後は大量の資金供給やカラ売り禁止など中国当局の暴落阻止策で上海市場が落ち着いた動きになると買い戻しの動きとなり、6日には2万4000円に迫る場面があった。週末7日のニューヨーク市場は雇用統計が好調な内容だったものの、新型ウイルスの感染拡大への懸念から主要3指数とも反落して引けている。ダウでは277.26ドルとなっているものの、前日まで4日連騰していたことによる利益確定売りの色彩が強いだろう。225先物のナイトセッションは2万3690円、CMEは2万3660円で引けており、週明けは続落でのスタートとなりそうだ。

ドル高牽制発言には注意

 週明け10日は中国1月生産者物価・消費者物価、トランプ大統領による2021年度の予算教書の公表が予定されているが、中国については、感染拡大状況やこれに対する当局の対応など引き続き日々のニュースに一喜一憂することになろう。むしろ注目されのは大統領選へ向けたトランプ大統領の動きで、今回の予算教書を含めて積極的な経済対策がNY市場の動き支援することになろう。ただし注意したいのは、ドル高が急速に進んだこと。1ドル110円を超える円安ドル高になると何らかの牽制発言を行う可能性が高く、その場合は為替と連動して主力の輸出系を中心にスピード調整となる可能性があろう。

注目は12日のソフトバンクG

 個別では第3四半期発表も後半戦に突入する。注目は12日のソフトバンクグループ(9984)。同社株には米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントの取得が明らかになり、株価上昇について協議していることが伝えられた。孫会長兼社長の会見が注目されよう。




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