新型コロナ新薬開発進む【話題のテーマと狙える銘柄】

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞
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開発企業を中長期視野で注目

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が欧米を中心に拡大の勢いが止まらないなかで、既存薬の活用とともにワクチン開発もここへきて急速に進みつつある。現状で世界各国は外出禁止令などの都市封鎖で感染拡大ペースを遅らせているが、経済活動を通常に戻して人々に安心感を与えるにはやはりワクチンの開発成功が大きな鍵となる。ワクチン開発の着手を材料に買われている銘柄は目先のみならず中長期視野で注目しておく必要がありそうだ。

総力を結集して開発が急がれる

 WHOは3月11日に新型コロナウイルスを、「パンデミック(世界的な大流行)」と表明し、その後感染が急速に拡大している。過去、流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)などはワクチンの開発を待たずに収束しているが、今回は感染拡大地域が世界各地に拡がっていることや収束するまでに数年を要するとの見方があることから、主要国が製薬会社などと連携で総力を結集して開発が急がれている。

アンジェスは早期認証に期待

 ワクチン開発で真っ先に脚光を集めているのがタカラバイオ(4974)と共同で新型コロナウイルスに対するDNAワクチンの共同開発に着手すると発表したアンジェス(4563)。DNAワクチンは不活化ウイルスや遺伝子組換えウイルスタンパク質をワクチンとする方法に比べて、短期間で製造プロセスを確立できるのが特徴で早期認証への期待が高い。

武田薬は血漿分画製剤

 武田薬品工業(4502)は新型コロナウイルス感染症治療薬として血漿分画製剤の開発に着手、米国やアジア、欧州各国の規制当局や医療関連パートナーと協議を進め最短で9カ月後の上市を目指す方針が伝えられている。

三菱ケミは8月までに臨床試験開始を目指す

 三菱ケミカルホールディングス(4188)傘下の田辺三菱製薬もカナダ子会社のメディカゴ社が、新型コロナウイルスのワクチン開発に向けて、植物由来ウイルス様粒子(VLP)の作製に成功。8月までに臨床試験開始を目指している。

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