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目先的には2万円が視野に入る【記者の視点】
この日の日経平均は日銀の平均買いコスト1万9500円を抜いたことに加えて3月25日高値1万9564円38銭をも抜いたことで後場から強含みの展開となった。買い材料になったのが、トランプ米大統領が新型コロナウイルス対策の行動指針である社会的距離を保つ慣行の緩和開始を目指す州知事のために政府が新たな指針を数日中に発表すると発言したこと。欧米では感染拡大がピークを打ちつつあることが指摘されるなかで、経済活動正常化へ向けた動きがでてきたきたことが安心感に繋がっているようだ。全般的には薄商いの中、先物主導で一気に上値を追った格好だ。
個別では集計中の20年3月期の連結業績について、営業損益1兆3500億円の赤字と推計したソフトバンクグループが上昇していることがポジティブ材料になった。目先的には2万円が視野に入るが、国内では感染拡大が続くだけに、欧米市場の動き次第といったところか。
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