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下期収益急回復へ体制整う
フルヤ金属(7826)は業績底入れ観測から下値を切り上げ、年初来高値を更新、本格反騰に向ってきた。
20年6月期第1四半期はスマホ向けや半導体・有機EL向け受注が減速、連結営業利益7億5400万円(前年同期比50・7%減)と大幅減益で着地した。ただ、HD向けルテニウムの受注は回復しており、5G導入やデジタル化進展に伴う今後の需要が拡大に対応して生産設備を増強。HDD用大容量化に不可欠なルテニウムのリサイクル能力を今年度内に7割引き上げる方針で、下期以降の収益急回復へ体制が整う。
京都大学、科学技術振興機構とは固溶ナノ合金の量産化技術を確立、排ガス浄化触媒をはじめ電極、化学プロセス触媒から電子・光学材料、磁性材料など幅広い分野への応用に期待が高まっている。
by 株価チャート「ストチャ」
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