決算発表までは膠着感の強い展開か?【記者の視点】

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2万7000円台を回復

4月第3週の東京市場は日経平均で12日に2万6304円まで売られる場面があったが、その後は急速に切り返して2万7000円台を回復した。

週後半で調整一巡感

米国の3月消費者物価指数(CPI)の内容が警戒されていたが、その内容は市場予想を0.1%上回る前年同月比8.5%だったものの、エネルギーと食品をのぞいたコアCPIは前月比0.2%と2月の0.5%から鈍化したことでインフレはピークを迎えているとの見方が拡がり、買戻し動きとなっている。3月末までの値上がりに対する半値押し水準以下で、25日と50日線割れまで売り込まれていたが、週後半での巻き返しで、調整一巡感がでたようだ。

週前半は手掛かり材料難

イベント通過でアク抜けとなったが、ウクライナ情勢に大きな動きがなく、今週後半から始まる国内での3月期決算発表を控えていることを考慮すれば、週前半は手掛かり材料難のなかで膠着感の強い展開が予想される。

資源株が再び強い動き?

個別ではWTI原油先物が1バレル92ドル台まで下落した後に再び100ドル台を回復したことを受けて、INPEX(1605)が年初来高値になるなど資源株が再び強い動きとなったが、原油価格の戻りに勢いが感じられない状況では上値は限定的かもしれない。

好決算発表でもそれが純粋に評価されるか?

一方、決算発表では21日の日本電産(6594)を皮切りにスタートする。輸出系企業で注目されるのは、ここへきての急速な円安。円安はプラスに働くが、現状では供給不足への不安が高いだけに、好決算発表でも、それが純粋に評価されるかは、個別企業毎で事情が異なりそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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