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3週ぶり反発し2万7000円台を
前週の東京市場は反発しました。日経平均は週間で107円上昇し、3週ぶりに陽線を引いています。前半は米長期金利上昇への警戒感から下値を探りましたが、12日に発表された米3月消費者物価指数(CPI)が反転の契機になりました。市場予測を上回る大幅な上昇だったものの、エネルギーと食品を除いたコアCPIの伸びが鈍化したことがインフレピークアウトと受け止められ、米長期金利が低下、買い戻しが優勢になりました。13、14日の2日間で800円を超える上昇となり、米金利が再び上昇したことから週末は反落しましたが、朝安のあとは下げ渋り2万7000円台をキープして引けています。
一旦底入れも3月期決算前に動きづらい
一旦底入れしたものの、週明けは3月期決算発表を前に動きづらく、2月決算銘柄と材料株などの個別物色で幕間をつなぐことになりそうです。基本的に手持ちの整理を進め、決算に備える方針ですが、米長期金利をにらみながら、チャンスがあれば小型グロース株の出直りを狙いたいと考えています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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