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原料価格高騰で最終赤字
荒川化学工業(4968)の23年3月期第2四半期累計の連結決算は、売上高417億1200万円(前年同期比5.2%増)、最終損益12億2500万円の赤字(前年同期17億3300万円の黒字)で着地した。
ロジンや天然ガス、水素価格の高騰が損益を圧迫、スマホや自動車などユーザー業界の生産調整に伴い高採算の光硬化型樹脂の販売も低迷した。さらに、欧州の水素化石油樹脂製造終了に伴い減損損失を計上したことで最終赤字に転落した。
通期は売上高830億円(前期比3.1%増)、最終損益35億円の赤字(同15億200万円の黒字)を見込んだが、年間配当48円は据え置いた。「事業ポートフォリオを見直し収益再建を急ぐ」(宇根高司社長)としている。
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