イベント多い週【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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一時、3月高値更新

4月第3週の東京市場は、週末の21日に日経平均では一時、2万8771円37銭まで上昇し、3月9日に付けた高値2万8734円79銭を更新したが、戻り売りに押される展開になり、2万8500円台での高値もみ合いとなった。

上値は重いものの底堅い

米国ではテスラなど主要企業の決算が始まっているが、個々の企業の決算悪は取り立てて悪材料にされず、高値警戒感がある中では上値を積極的に追う材料はなく、2万8500円割れでは押し目買いの戻す展開で、「上値は重いものの底堅い」という動きだった。
4月第2週はウォーレン・バフェット氏による日本株追加投資報道で改めて日本株の魅力が再認識されたが、第3週もそのバフェット効果が日本株を下支えしたようだ。

週明けは反発スタート

週末21日のニューヨーク市場は決算が市場予想を上回ったP&Gの上昇などが支援材料となり、ダウは4日ぶりに22.34ドル高と小反発となり、日経平均先物のナイトセッションは110円高の2万8670円で引けている。ダウよりも日経平均先物の上昇率のほうが高いことからも海外投資家の日本株への買い意欲は強く、週明けは反発スタートから21日にザラ場で付けた2万8771円37銭を回復するかに注目が集まる。

植田総裁下での日銀金融政策決定会合

ただ、今週は米国では25日にマイクロソフト、26日にボーイングなど主要企業の決算発表が相次ぐ。国内でも26日にアドバンテスト、27日に信越化など半導体大手を皮切りに決算発表がスタートする。加えて27日からは日銀金融政策決定会合が始まり、28日は植田総裁が就任後初の決定会合での記者会見も控える。イベントが相次ぐことから週明け上昇しても戻り売りに押される展開が続くかもしれない。

個別では?

個別でもディスコやアドバンテスの半導体関連が上昇し、重電では日立の高値追いが際立ち、JR東やJR西などインバウンド関連も上昇基調が続いている。これら銘柄も決算発表で動きが変化するのか注視したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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