米国株の落ち着きを待つ【記者の視点】

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FOMC後に値を崩す

9月19日から22日かけての株式市場はFOMC後のパウエルFRB議長の予想以上のタカ派発言からダウ、ナスダックともに大きく値を崩す展開となり、週末22日は日銀金融政策決定会合前のリスク回避の動きから日経平均では一時、3万2154円53銭まで値を崩す場面があった。

金利の高止まり懸念が台頭

FOMCでは2会合連続での現状維持となったが、原油高や週間雇用統計などの経済指標から金利の高止まり懸念が台頭。これに加えて好調な初値となったアーム社が上場2日目以降、値を崩す展開となり、親会社であるソフトバンクグループ(9984)はもとより、東京エレクトロン(8035)など半導体関連大手も値を崩す展開となった。

FOMC後も高官はタカ派発言

今週は9月相場の最大のヤマ場だった中銀ウィークを通過したことで下げ止まる動きを期待したい。海外では26日に米9月CB消費者信頼感指数、29日に米8月個人所得・個人支出などが発表される。
22日はボストン連銀のコリンズ総裁は「政策金利はより高い水準により長くとどまらなければならない可能性があり、さらなる金融引き締めは選択肢から外れていない」と述べたと伝わり、ニューヨーク市場ではダウ、ナスダック共に4日続落となった。ニューヨーク市場が落ち着きと取り戻さないと底打ち感は出ないかも知れない。

27日には9月権利付き最終売買日

国内では29日に9月東京都区部CPIや8月鉱工業生産など。
27日には9月権利付き最終売買日であることから高配当銘柄が個別で物色される可能性があろう。

ノーベル賞ウィークへ

イベント的には2日に生理学・医学賞、3日に物理学賞、4日に化学賞、5日に文学賞、6日に平和賞、9日に経済学賞とノーベル賞が相次ぎ発表される。英国の学術情報サービス会社が今後受賞が有力視される研究者として川崎市産業振興財団の片岡一則氏名を上げたことでNANO(4571)が急騰した。引き続き受賞期待による思惑買いから個別物色が活発化しよう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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