週明けは3日続伸でのスタート
11月第4週の東京市場は20日に今年6月19日につけた3万3772円89銭を上回り、バブル期後の高値を更新、1990年3月以来、33年8か月ぶりの高値となる3万3853円46銭を付ける場面があった。週末のニューヨーク市場では感謝祭の祝日の翌日で短縮取引となり、積極的な売買は手控えられたものの、ダウは117.12セント高と8月上旬以来の高値となり、ナイトセッションの225先物も140円高の3万3740円で引けている。これを受けて週明けの東京市場は3日続伸でのスタートとなり20日に付けた高値を再び更新することに期待が高まりそうだ。
FOMC議事要旨やエヌビディア決算はネガティブ材料にならず
FOMC議事要旨では金融当局者がインフレ長期化の可能性を注視していることが再確認され、過度な金利ピークアウト期待が後退、個別企業の決算ではエヌビディアが市場予想を上回る決算を発表したものの、中国輸出規制への影響に経営者が言及したことで株価が下落したが、これらがネガティブ材料にはならなかった。
11月CB消費者信頼感指数などを注視
今週は28日に11月CB消費者信頼感指数、30日に10月個人所得・個人支出(PCE)が発表される。CB消費者信頼感指数は緩やかな低下、PCEでは価格変動が大きなエネルギーと食品を除いたコアPCEデフレーターが改めて低下傾向にあることを確認することが株価上昇維持の条件。その先は12月1日の11月ISM製造業業景況指数や中国の各経済指標も注目されることになる。
月末接近であり一旦は利益確定売りで週前半は調整する場面も想定されようが、ベストシナリオはその後に再度の高値トライ。12月はクリスマスラリーを期待したい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント