円高狙いの海外投資家に期待【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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4週連続で週足陽線

先週の日経平均は前週末比約40円高と4週連続で週足陽線となった。 前週までの上昇で利食い売りが増える中それを吸収し上昇したことは先行き高が期待できる展開である。
米国でのインフレ鎮静化の兆しにより長期金利が低下していることが主な要因である。

海外投資家は1兆円を超す買い越し

更に米国金利の低下により今年1割ほど円安に動いていた為替が円高に動きそうなのも海外投資家の買いに繋がっている可能性もある。
先週発表された11月第3週目の投資部門別売買動向によると海外投資家は現物・先物合わせて1兆円を超す買い越しになったようだ。

個人投資家は3週連続で売り越し

買い越しは4週連続となり逆に個人投資家は3週連続で売り越している。今年何回も逆張りで稼いだ個人投資家は今回もBOX相場の上限とみて売りを出しているようだ。一方、海外投資家は米長期金利のピークは迎えたと予想し逆に長期金利の上昇が見込まれる日本が円高になる公算が高いと予想し日本株を購入している可能性もある。

円高でダブルで利益を狙える

今年はTOPIXが25%高とS&P株価指数(18%高)や欧州のストックス600(7%高)を大きく上回る。しかしドル建てでみると12%高と米株に劣り欧州株(ドル建てでは10%高)と大差がない。ドル建てでみると運用成績がさえない状況が日本株を失速させた一因でもある。
日本株の企業業績は好調である。150円台からの大きな円安加速は無いと見れば日本株は株の値上がりと円高でダブルで利益を狙えると見る海外投資家が増えてきてもおかしくない。
日経平均が3万4000円台を超えてくるにはこうした考えの海外投資家が必要だと思われる。

高値で「十字線」が形成

チャートでは正念場にきている。週足ではほぼ「十字線」が形成された。高値で出現すると相場の転換を示唆していることが多く注意が必要である。
騰落レシオは110%前後で過熱感はないが今週に7月3日の高値(3万3753円)を引け値で上回ってこないと調整局面に入る可能性もある。
「突っ込み買いの吹き値売り」で対処したい。
今週のレンジは3万3200円~3万4100円を想定する。

 

(ハチロク)

 

 

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