今週は権利落ち後の動き注目【記者の視点】

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日米金融イベント通過でアク抜け

先週の東京市場は22日に日経平均が一時、4万1087円85銭まで買われ史上最高値を更新したが、その後は利益確定売りに押されて前日比72円77銭高の4万888円43銭で引けている。
注目されていた日銀金融政策決定会合ではマイナス金利の解除やETFの買い入れ終了を発表したが、事前のアナウンスが浸透してことや当面は緩和的な方針を維持すると表明したことで波乱要因にはならなかった。その後の米国のFOMCでもパウエル議長は年内の3回利下げ方針を維持したことから、日米の金融イベント通過から個人を中心に上値を買う動きになったようだ。

権利落ち分を埋めるか?

今週は米国では26日に3月消費者信頼感指数、29日に2月個人所得・個人支出・デフレーターが発表される。インフレ高止まりへの警戒感が燻るなかで、鈍化ペースが確認されれば安心感になる。また29日は聖金曜日により米国や欧州などアジアの主要市場は休場となることから、週末に向けて海外市場は動意薄となりそうだ。
国内では27日が3月決算企業の権利付き最終売買日で、28日に権利落ち分を埋めるならマーケットの買い意欲の強さを確認することになる。また28日は3月18・19日の日銀会合の主な意見が発表され、今後の利上げ方針でどのような意見があるのか確認したい。

週明けは5営業日ぶりの反落スタート

週末22日のニューヨーク市場ではダウは305.47ドル下落したものの、アップルやエヌビディアが買われたことでナスダック指数は最高値を更新した。2256先物のナイトセッションはダウの下落を見て4万500円で取引を終えていることから週明けは5営業日ぶりの反落スタートとなりそうだ。上昇ピッチが早いことから利益確定売りが出そうだが、権利配当取りの動きから深押しはなさそうだ。

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