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任天堂(7974)は朝高のあとマイナス、18年3月期上方修正も利益確定売り優勢に
任天堂(7974)は朝高のあと後場に入ってマイナス転じた。31日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を上方修正したことを好感、買い先行でスタートしたが、寄り付き1830円高の4万9800円をこの日の高値に上げ幅を縮小。前日からこの日の寄りつきまで2790円、5.9%上昇しており、短期的な利益確定売りが優勢になった。
通期は売上高を9600億円から1兆200億円(前期比2.1倍)へ、営業利益を1200億円から1600億円(同5.4倍)へ、最終利益を850億円から1200億円(同17.0%増)へ。Nintendo Switchが発売以来売上を大きく伸ばしており、第3四半期累計(4~12月)の連結決算が、売上高8570億1200万円(前年同期比2.8倍)、営業利益1564億6200万円(同5.9倍)、最終利益1351億6500万円(同31.3%増)と売上、利益が急拡大した実績を踏まえ通期予想を見直した。
修正値はなお大幅な上振れ余地を残しており、予想を上回る好業績を受け、期末配当を250円から390円へ引き上げ、年間配当を500円(前期430円)とした。
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