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ヘッジファンドによる売り仕掛け【記者の視点】
この日は2万1000円を一時割り込む暴落となった。下げ要因としては、キヤノンの19年12月期4割減報道を契機とした企業業績悪化懸念、ドイツ銀行のヘッジファンド向けプライムサービス事業撤退に絡む動きなど様々な要因が指摘されていたが、明確の売り材料は見当たらない。17日は大引け間際に225オプションのプット2000円で大口の買い建てがあったことから、薄商いが続くなかで、為替と連動してヘッジファンドによる売り仕掛けがあったのではないかとの指摘もある。目先的には6月18日安値2万924円19銭を割れれば6月4日の安値2万289円14銭が意識されるが、買い残が膨らんでいないなかで、ここから売り叩くのは力仕事。
日経平均VIは16.94まで上昇したのちに大引けでは16.36まで下落しており、6月3日の21.34に比べれば低い水準。今晩の欧米市場を確認してからながら、更に下落する場面があれば追撃売り目線よりは、リバウンド狙いの買い目線で動きを見た方が良いかも知れない。
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