米中交渉期待後退も下値は限定的?【記者の視点】

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3連休明けは底堅い展開か?

 3連休明けの東京市場は底堅い展開が想定される。
 日経平均は既に8月26日の安値2万173円76銭から大きな押し目を入れることなく2000円幅超上昇したが、9月第3週の東京市場は高値警戒感があるものの、2万2000円台で底堅い動きとなった。注目されていた米FRBは0.25%の利下げを行い、その後のパウエル会見の内容には賛否両論があるものの、イベント通過で安心感が高まっている。

23日の時間外のNYダウ先は反発スタート

 今後の注目点は米中通商交渉の動向。19日から行われている次官級協議では中国による米国産大豆などの大幅な購入拡大を含め、農業問題が重点的に話し合われていると報道されていたが、中国の代表団が翌週に予定していた米モンタナ州とネブラスカ州の農家への視察を急きょ中止したことが明らかになり、米中通商合意への期待後退、ダウは大引け前に値を崩し159.73ドル安、225先物のナイトセッションも2万1790円で引けている。ただ、閣僚級による通商協議は、予定通り10月にワシントンで行う方針であることから、過度に悲観視はされておらず23日の時間外のNYダウ先は反発スタートとなっており、利下げ期待継続からも株安のリスクは限定的となっている。

9月配当・優待銘柄の物色

 3連休明けは26日の権利付き最終日へ向けて9月配当・優待銘柄の物色となろう。そして、24日のスギホールディングス(7649)やあさひ(3333)を皮切りに2月期企業の第2四半期決算発表が本格化する。因みにスギHDは第1四半期で18.6%の大幅営業増益を達成しており、好決算への期待が高い。ただ、同社を含めて小売売が多い2月企業は10月からの消費増税の影響を第3四半期以降の業績にどう織り込むが注視される。25日の西松屋チェーン(7545)、クスリのアオキホールディングス(3549)、27日のケーヨー(8168)やDCMホールディングス(3050)あたりが注目される。




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