先物主導で想定超の上値追い【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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「第1段階」通商合意上値追い

 3連休明け15日の東京市場は大幅高となり、10月のSQ値2万1842円63銭を大幅にクリアし2万2200円台で引けた。11日(日本時間では12日の3時30分頃)に米中での「第1段階」の通商合意が発表。その後、合意内容は先延ばし的な内容との批判的な報道も散見され、急騰後の週明け14日のNY市場はダウでは小反落となっていた。この流れからこの日の日経平均は14日のCME値である2万2000円前後までの上昇と見られていたが、先物主導で想定超の上値追いとなった。

4月24日の年初来高値を抜くか?

 ムニューシン米財務長官は14日、今後の交渉が不調なら12月15日に予定している中国製品への追加関税を課すと改めて発言しているものの、最悪の事態が回避された安心感が大きく、輸出系を中心に買われる展開となったようだ。11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)での首脳会談に向け、今後も両国で駆け引き的な発言が相場の動きを左右しそうだが、利益確定売りを吸収して4月24日の年初来高値2万2362円92銭を抜けが期待される。

ソフトバンクGは底打ち?

 指数構成銘柄ではソフトバンクグループ(9984)がようやく底打ちの兆しを見せてきた。この日はIPOが延期されたウィーワークが、ソフトバンクGからの救済より、銀行主導での資金調達を望んでいるとの報道が流れた。ウィーワーク再建への期待がポジティブ視されているかも知れないが、ソフトバンクGが底打ちとなれば、指数面での安心感が高まることになりそうだ。




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