引き続き米中動向見極め【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

週明けの東京市場は小動きでの推移か?

 週明けの東京市場は小動きでの推移となりそうだ。11月最終週の東京市場は26日に日経平均が2万3608円06銭の年初来高値を更新したあとは上値の重い動きになっていたが、大きな押し目も入れておらず底堅い推移となった。その後のニューヨーク市場はダウで112ドル安ながら感謝祭明けの週末で半日立ち合いということもあり、売買は低調で、ナイトセッションの225先物は40円高の2万3330円で引けている。

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中国は強力な内政干渉だと指摘

 ネガティブ材料視されたのはトランプ米大統領が香港人権法案に署名したこと。ただ、議会で両院とも賛成多数で可決しており、署名が確実視されていたことや、マーケットへの影響を配慮してトランプ大統領が感謝祭の休日前を選んで署名したことからもリスク回避の動きにはなっていない。中国外務省は、強力な内政干渉だと指摘しているものの、これを受けた具体的な行動には動いておらず、週明けのマーケットは引き続き米中通商交渉動向を見極める動きなりそうだ。

12月第1週は米11月米雇用統計など需要指標

 12月第1週は4日の英国でのNATO首脳会議へ向けて2日から欧州を訪問、欧州首脳との会談での発言が注目される。その先は4日に米11月ADP雇用統計とISM非製造業景況指数、6日に米10月貿易収支、6日に米11月米雇用統計と需要指標に発表が相次ぐ。一方、国内では大きなイベントがないことから、欧米市場と225先物ナイトセッションの動きを注視したい。

材料性のある銘柄が突飛高

 1ドル109円50銭前後までの円安が輸出系の下支えになりハイテクではソニー(6758)の高値追いが象徴的だったが、5Gに絡む水晶振動子で大真空(6962)や日本電波工業(6779)が急騰したように物色は主力から出遅れ感のある中小型に向かっている。両銘柄のように材料性のある銘柄が突飛高する動きが継続しそうだ。




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