NY睨みながらの押し目買い【記者の視点】

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幅を利かせるプログラム売買

 4月第2週の東京市場は8日までで4日続伸となり日経平均は1万9000円台まで回復したが、その後は上値の重い動きとなった。週初に緊急事態宣言が発動されアク抜け感から電子部品を筆頭に輸出系の主力が買い戻される動きになったが、一方で、東京都を中心に感染者の拡大が上値を抑える要因になった。底堅い週だったという印象を受けるが、オプションSQ週だったこともあり、外資系によるプログラム売買が幅を利かせていた。その象徴となったのは8日の動きで、日経平均が1万9454円34銭で引けたのに対して、現物市場引け後に先物が急落し、1万8710円で引けていた。

欧米に比べて日本の支援策は物足りない

 東京市場を下支えしたのがニューヨーク市場の強い動き。FRBは9日に、新型コロナウイルスによる混乱に対処するための企業向け資金供給策を決定するなど従来の発想にとらわれない支援策を矢継ぎ早に発表している。欧米に比べて日本の支援策は物足りない内容であることから、夜間の225先物を見てもNY市場の大幅高時でも連動して上げる動きにはなっていなかった。今週も引き続き国内での感染拡大の動向とNY市場の動きを睨む展開で、イベント的には15日の3月米小売売上高、17日の中国3月工業生産などの経済指標が注視されることになろう。日銀のETF買いが下支えになることから基本は押し目買いスタンス。

個別では引き続き2月決算発表

 個別では引き続き2月決算発表。14日は外食で吉野家ホールディングス(9861)、イベント自粛の影響が懸念される乃村工芸社(9716)や新作の公開延期が相次ぐ東宝(9602)や松竹(9601)が注目される。

by 株価チャート「ストチャ」

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