どうなる?15日のアップルイベント【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞

11日のNY市場はダウ反発でナスダックは続落

 9月第2週は先週からのニューヨーク市場の下げ止まりが待たれていたが、8日と10日に主要3指数が急落となり、東京市場でも日経平均は9日に2万2800円台まで突っ込む場面があったものの、11日は2万3400円台引けとなり底堅い動きとなった。週末11日のニューヨーク市場はダウが131.06ドル高に対してナスダックは続落して引けている。新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策で、共和党と民主党が対立していることが重石になっており、ニューヨーク市場は週明けも上値の重い動きが続くかもしれない。

高値警戒感が高まっていたところでの売り材料

 先週からの不安材料となっていたのはソフトバンクグループ(9984)の株式デリバティブ取引と英アストラゼネカによる新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を中断、これにテスラ株のS&P500指数採用見送りや米国議会での支援策での動向が下げに拍車をかけた。ソフトバンクGはナスダックの急落が売り材料になったが、そもそも含み益を抱えていたことから過剰反応。アストラゼネカに関しても、世界で数多くのワクチン開発が進行していることから、1社だけの中断で過度に悲観するものでもない。にこれらが売り材料にされたに過ぎないだろう。

FOMCと日銀会合を注視

 イベント的に今週は15日に8月工業生産や8月小売売上高など中国での経済指標発表が相次ぐが、米国では16日にFOMCを受けてのパウエルFRB議長会見が控えており、注目されよう。国内でも日銀金融政策決定会合を受けて17日に黒田総裁会見が控えており、日米金融当局の動向次第で為替ともども変動する可能性がある。

恒例の秋のイベントは15日午前10時

 個別では米アップル社が恒例の秋のイベントを15日午前10時(日本時間16日午前2時)に開催することが最大の注目点。今回はバーチャルでの開催だが、今回はiPhone12が5G対応なることが有力視されている。この新型端末が評価されれば、信越化学工業(4063)や村田製作所(6981)などの電子部品や他のアップル関連が再度物色されそうだ。




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