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上昇に大きく貢献したソフトバンクG
週末11日のニューヨーク市場はダウが131.06ドル高に対してナスダックは続落して引けてたが、その後、アストラゼネカがイギリスでの臨床試験を再開した報道が流れたことで、時間外でのNYダウ先の上昇とともに日経平均は2万3500円に乗せて引けた。指数の上昇に大きく貢献したのがソフトバンクグループ(9984)だ。
日本の投資家に理解されない運用手法
英半導体設計アームの売却で米半導体大手エヌビディアと合意したが、これにより得た資金で投資事業への集中がより鮮明になると伝えられている。ソフトバンクGは、最近ではNY市場で個別株オプションなどデリバティブでの運用行っている。米国では常識となっているオプション取引も日本ではその仕組みを理解する個人投資家は少なく、運用へのシフトは、リスキーと思われてしまう。そのような中で、上場廃止により、騒がれずに運用事業を遂行したいとの指摘があるが、これがソフトバンクGの反転の一因にされている。
全般的には、菅内閣の組閣に関心が移りそうだが、日経平均で影響が大きいソフトバンクGの動向が引き続き注目されそうだ。
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