SQ通過で一旦調整か?【記者の視点】

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テレワークなどを見直す

11月第2週の東京市場は日経平均が2万5000円台に乗せて29年ぶりの高値を更新するという極めて強い動きになった。トランプ大統領が大統領選に関して法廷闘争に持ち込む形で徹底抗戦の姿勢を見せているものの、バイデン政権誕生が揺ぎ無いとの見方が拡がったところに米ファイザーの新型コロナウイルスワクチン候補の期待が高まってきたことで、NY急伸に連動する形で先物主導で値を上げる展開となった。先物主導で急ピッチで上昇する過程で、コールで売り建てしていた向きの買戻しが、指数を更に押し上げるという好循環になったと思われる。

16日も高値更新が濃厚

週末13日はSQ通過で、このコールの買い戻しが終了、連騰で高値警戒感がでてきたところに、新型コロナウイルスの感染第3波到来がリスクとして再度認識され、反落スタートとなった。第2四半期決算発表も一巡して、週明けからは手掛かり材料難になる。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が12月の次回理事会での追加の金融緩和に向けて前向きな姿勢を示すなど世界的な金融緩和の流れが継続することから、大きな流れが変化することはない。週末13日のNY市場はダウで400ドル近い上昇となり、225先物のナイトセッションも2万5620円で引けており、16日も高値更新が濃厚だが、一旦はスピード調整を待ちたいところだ。

好決算銘柄の中から選別

今週は16日に中国工業生産と小売売上高、17日に米10月小売売上高などの経済指標の発表がある以外は目立ったイベントはない。第2四半期決算発表が一巡したところで今後はアナリストによる業績とレーティング見直しが本格化することになる。その中で、好決算銘柄の中から選別が進むだろう。個別では新型コロナ第3波からワクチン開発とテレワークや巣篭りに絡む銘柄の見直しに期待。アンジェス(4563)が底打ちの動きなり、個人向けオンライン資格講座のKIYOラーニング(7353)が高値更新になっている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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