年末もグロース【話題のテーマと狙える銘柄】

IT|企業速報 証券市場新聞
目次

今年IPO中心に局地戦

株式市場は12月中旬を過ぎれば年末へ向けて大納会を意識する時期にさしかかった。この先、クリスマス休暇に入ることから欧米を中心に海外投資家の動きが鈍ることから投資主体は国内勢、特に個人投資家を中心とする個別物色の色彩が強くなると思われるが、急速な円高への反転で、輸出系の主力銘柄は下方修正リスクから上値を追いにくなろう。そのような中で為替の影響を受けにくい内需銘柄の中から引き続き値動きの良いグロースの局地戦の色彩が強まそうだ。

AIやDXなど革新技術を有している銘柄

12月上旬までの株式市場の動きを総括すると日経平均では8月高値の2万9222円77銭を抜け切れずに2万8000円割れまで失速するもグロース市場core指数では1日に1007.12と市場開設時につけた4月高値1072.99以来の水準になっており、グロース銘柄優位の展開になっている。輸出系の大型株では急速な円高で今後はアナリストからの下方修正リスクがあるうえ、内需に限定しても素材高から業績面での不安は拭えない。消去法的にAIやDXなど革新技術を有して新鮮味のあるグロース銘柄が個人投資家のターゲットになりそうだ。

急騰銘柄には今年公開銘柄が多数を占める

既に年末のIPOラッシュが始まっているが、11月30日公開のeスポーツ専業のウェルプレイド・ライゼスト(9565)と12月1日公開でバイオプリンタのサイフューズ(4892)がともに初値形成後の翌日12月1日にストップ高になった。今年6月公開で初値550円から株価が5.6倍超になったのが大阪大学発ベンチャーのマイクロ波化学(9227)。同じく6月公開で初値1480円から2.1倍まで上昇した延長保証事業展開のジャパンワランティサポート(7304)などを含めて急騰銘柄には今年公開銘柄が多数を占める。ここからは12月IPO銘柄で初値形成後の押し目を狙うのも一法だ。

 

 

株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄

購読会員限定コンテンツ

 

Pocket

IT|企業速報 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次