史上初オンラインでインパクト大
9月23日から一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)主催による「東京ゲームショウ2020オンライン」が開催される。例年、幕張メッセで開催される世界最大規模のゲームイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて史上初のオンライン開催となる。会場で各社の新タイトルを体験できない半面、多くのユーザーがオンラインでリアルにゲームショウに参加できることから、クリスマス商戦で期待できる企業は改めて評価される可能性がある。
最もオンライン化が進んでいる業界
東京ゲームショウは1996年のスタート以降、今年で24年目を迎えるが、7年連続で20万人を超える来場者を集める大規模イベントがオンラインで開催されるのは世界的に例がない。これまでのリアルイベントの場合は、来場者の多くが首都圏で占めていたが、オンラインになれば、国や地域を問わず参加が可能になることから、新タイトルが評価されれば、例年以上にマーケットでの反応も大きくなろう。しかも先の第1四半期(4~6月)決算では、ダウンロードソフトの販売増から多くのソフトメーカーが大幅増益を達成、最もオンライン化が進んでいる業界だけに、今回のゲームショウの恩恵度も高そうだ。
新作ソフトの動向は?
カプコン(9697)25日22時からの「CAPCOM SPECIAL PROGRAM」では「バイオハザード ヴィレッジ」などの新タイトルの詳細が明らかに。26日21時には「CAPCOM TGS LIVE 2020」も開催される。
スクエア・エニックス・ホールディングス(9684)PS5対応の「アウトライダーズ」や「キングダムハーツ」などの詳細発表に期待。 ソニー(6758)年末商戦に発売予定のPS5の追加情報に期待。大手ソフトメーカー含めてPS5対応ソフトの詳細が明らかになれば、ハード普及への期待が高まろう。
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