28日大引けの東京市場は8日ぶりに反落、日経平均は前営業日比24円33銭安の1万8356円89銭で引けた。
為替が1ドル111円台まで円高が進んだことを受けて輸出関連を筆頭に売られる展開。
個別では東洋電、ジャムコ、リゾートトラ、マルカキカイ、大チタ、サムティ、FCC、久光製薬が値下がり率上位に売られ、日立や三菱重も安い。半面、アジア投資、平河ヒューテ、ミライアル、オーイズミ、CMK、ヤーマンは値上がり率上位に買われている。
先週末までの7連騰で高値警戒感が強い中での円高による調整となったが、後場からは下げ渋る動きとなった。銀行株が引き続き買われており、TOPIXはプラスを維持した。12月4日にはイタリアで憲法改正の国民投票が控えており、これがユーロの動向を絡めてネガティブ材料視する向きもある。不安要因を織り込むかが次なる上昇のキッカケになりそうだ。
証券市場新聞