23日大引けの東京市場は4営業日ぶりに反落、日経平均は前週末比246円88銭安の1万8891円03銭で引けた。為替が1ドル113円央まで円高となったことが嫌気し、輸出株を中心に売られる展開。
個別ではタカタがストップ安、フィールズ、アクリーティブ、ネクシィーズG、大塚G、竹内製作、ALSOK、アークが値下がり率上位に売られ、三菱UFJや商船三井も安い。半面、Vテク、エストラスト、gumi、GMOクラウド、東芝、ISIDは値上がり率上位に買われている。
20日のトランプ米大統領の就任演説では、具体的な政策に関する発言はなく、保護主義的な通商政策への懸念がドル売り円買いの流れになっているようだ。売り一巡後は後場から戻す動きもあったが、引けにかけて先物売りから下げ幅を広げた。今後は議会での動きや各国との首脳会談などを通じて一喜一憂する展開となりそうだ。
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