下値買い意欲強く4日続伸
10日の東京市場は小幅ながら4日続伸しました。日経平均は57円高です。米株式市場はまちまちで、前日まで1100円超上昇していたことから利益確定売りが先行しました。ただ、下値の買い意欲は強く、下げ渋りから上昇に転じる底堅い動きです。後場は売り買い交錯で再びマイナス圏での推移が続きましたが、大引けにかけて引き戻しました。
収益上振れ銘柄が相場支える
時間外の米株価指数先物やアジア株高が安心感を誘い、後場場中に3Q決算を発表したトヨタが通期予想を上方修正するなど、収益上振れ銘柄が買われ相場を支えました。高値警戒感から上値は重いものの、下値の買い意欲の強さは確認されており、このところのバリュー系大型株の上昇に対する出遅れ感から新興市場のグロース株にも押し目買いが入り、マザーズ指数が大幅に上昇しています。
メルカリ大幅高で決算発表前の高値抜く
推奨銘柄では出尽くし感から売られていたメルカリ<4385>が大幅高で決算発表前の高値を抜き、カプコン<9697>も続伸しており、決算への反応が良好だった近鉄エクス<9375>を買い直しました。3Q累計は45%営業増益で着地、通期予想を上方修正しています。また、きょう引け後に20年12月期決算を発表したBASE<4477>は予想を上回る大幅黒字で着地しましたが、今期は先行投資負担で増収ながらが赤字を予想しました。ただ、併せて1株を5株へ株式分割を発表しており、休日明けの反応を見守りたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント