続伸も上値重い
13日の東京市場は続伸しました。日経平均は149円高です。好決算期待から前日の米株市場でダウなど主要株3指数が揃って過去最高値を更新した流れを引き継ぎ買いが優勢でした。ただ、朝高のあとは伸び悩む上値の重い展開です。今晩に米消費者物価指数、小売売上高の発表が予定されることが買いを手控えさせたようで、日経平均は25日線に上値を抑えられるかたちで上げ幅を縮めました。
中小型株物色は引き続き活発
主力株の上値は重いののの、中小型株の個別株物色は引き続き活発で、東証1部の騰落銘柄数は値上りが1642と75%を占めました。レノバやミダックが大幅高で最高値を更新、ベイシスは後場ストップ高まで買われるなど再生エネ、産廃処理の環境関連や直近IPOに大きな動きが出ています。外資系証券が投資判断を引き下げたことで、アドバンテストなど半導体関連の中心銘柄は軟調でしたが、周辺の中小型株は底堅く推移しました。
栗田、ステムセル研が最高値
推奨銘柄では栗田工<6370>、ステムセル研<7096>が大幅高で最高値を更新、ダイセキ<9793>も堅調です。きょうはイボキン<5699>、ステムセル研、アイドマHD<7373>に追撃買いを入れる一方、芝浦メカ<6590>とホトニクス<6965>の損益を確定しました。高値圏にある銘柄について決算への反応は当面の出尽しになるケースが目立っており、引き続き動きのいい小型株の噴き値を狙う一方、電子部品など好業績出遅れ銘柄の買場も探っていきたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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