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ハイテク株買い戻され反発
２９日の東京市場は反発しました。日経平均は２００円高です。ＦＯＭＣでは金融政策に変更はなく無難に通過したことから、前日の米株市場でナスダック指数が切り返し、半導体など値がさハイテク株を中心に買戻しが優勢でした。薄商いに上値の重い状況に変わりはなく前引けにかけ伸び悩みましたが、後場は持ち直しきょうの高値圏で推移しています。上海株や香港株が堅調に推移していることがフォローになりました。
好決算を売るケース目立つ
ただ、決算への反応については、引き続き事前の期待が大きい銘柄が内容が良くても売られるケースが目立っています。アドバンテストは通期上方修正でコンセンサスを上回り、併せて自社株買いを発表したこともあり大幅高に買われましたが、エムスリーは１Ｑ営業益２．２倍ながら織り込み済みとして続落、サイバーエージは今９月期上方修正で営業益３倍ながら織り込み済みとして急落しました。
好決算先回りは裏目の可能性
好決算期待銘柄の先回り買いは裏目に出る可能性が高く、きょうは栗田工<6370>と村田製<6981>、レノバ<9519>の損益を確定しました。きょう引け後にはその村田製やファナック、キーエンス、新電工、オムロンなどが好決算を発表しました。どのような内容なら評価されるのか、あるいは好決算銘柄を売る流れが変わるのか、あすの株価の反応を見守りたいと思います。
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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