後場下げに転じ安値引け
17日の東京市場は4日続落しました。日経平均は98円安です。米国株市場ではダウが5日続伸し連日で最高値を更新しており、前日まで大幅に3日続落した反動で買戻しが先行しました。ただ、朝方に230円近くに上昇したあとは戻り売りに上げ幅を縮め、後場は下げに転じてきょうの安値で引けています。
マザーズ指数が連日の安値
新型コロナ変異株の感染拡大に歯止めがからず、国内経済の正常化遅れが懸念されたほか、米株価指数先物安やアジア株が軟調に推移したことも重しになりました。マザーズ指数が連日で年初来安値を更新するなど、特に中小型株が下げ止まらず、追い初発生による投げも出ているようで、個人投資家の投資余力低下を警戒した売りも下げを助長したようです。
落ちるナイフ拾わず切り返し狙う
企業業績は好調でPERなど指標面からも下値を売り込む状況になく、短期的な突っ込み警戒感も意識され、押し目買いのタイミングに入っていることは間違いありません。ただ、需給動向からはまずは下げ止まりを確認する必要があり、また明日は米7月小売売上高を受けた神経質な展開が予想され、格言通り、落ちるナイフを拾うことなく、好決算銘柄の切り返しを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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