8日続伸し半年ぶり3万円台
8日の東京市場は8連騰しました。日経平均は265円高で終値ベースで約半年ぶりに3万円大台に乗せて引けています。前日の米株市場でダウが下落したことから利益確定売りが先行しましたが、新政権による経済対策への期待が根強く、朝安のあとは切り返しました。前場後半に320円超に広げた後は利益確定売りに伸び悩んだものの、3万円大台を割ることなく大引けにかけ持ち直しています。
再生エネや電池など個別にも動き
ソフトバンクグループに加え、東エレクやアドバンテストの半導体関連など値がさハイテク株の上昇が指数を押し上げ、主力株を中心に買いが広がったことで、東証1部売買代金は概算で3兆6724億円と約3カ月半ぶりの高水準となりました。政策絡みの再生エネ関連やトヨタの巨額投資で電池関連が大幅高に買われるなど、個別にも大きな動きが出ています。短期的な過熱感からあす以降はスピード調整も予想されますが、海外から長期資金の流入が観測されており、底堅い展開が続くでしょう。
HOYAが連日の最高値
推奨銘柄では村田製作<6981>は上げ一服ながら、HOYA<7741>が連日で最高値を更新し、ダイセキ<9793>もしっかり、ウエストHD<1407>、レノバ<9519>の再生エネ関連や電池関連の日本電解<5759>も大幅高に買われました。主力株に対して出遅れている中小型好業績株の出直りを狙う方針で、きょうは理想科学<6413>やステムセル研<7096>、アイドマHD<7373>に追撃買いを入れています。全般は上げ一服も予想されますが、個別勝負はこれからで物色の流れを見極めたながら、銘柄をチョイスしていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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