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週通して下落し2万9000円割れ
前週の東京市場は5日続落と週を通して下落し、日経平均は約1カ月ぶりに2万9000円台を割り込みました。25日線レベル一旦下げ渋っていましたが、週末一段安で菅総理の総裁選不出馬が伝わって以降の上昇分を帳消しにする行ってこいの状況です。米債務上限問題や中国大手不動産のデフォルト懸念からリスク回避の動きとなりました。新内閣の顔ぶれの新味の無さも買い気を削いでいます。
インフレ警戒し世界的に金利上昇
ただ、根底にはインフレへの警戒感から世界的に金利が上昇していることがあり、インフレ高進は一時的としていた中央銀行の見解もニュアンスが変わってきました。当面は米長期債利回りをにらみながら慎重な対応が必要でしょう。
短期的に売り込み辛い状況
とは言え、日経平均の週間下落幅は1480円に迫り、短期的に売り込み辛い状況です。自律反発のタイミングが近いと見ており、海運や半導体など直近高値銘柄の切り返しを狙いたいと考えています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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