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8日続落のあと下げ渋る
前週の東京市場は前の週から週央まで8日続落する記録的な急落になりました。日経平均の8連敗は09年7月の9連敗以来実に12年ぶり、下落幅は2700円超、率にして9%を超え、菅総理の総裁選不出馬が伝わって以降の上昇分を帳消しにてなお下値を探っています。米債務上限問題や中国大手不動産のデフォルト懸念、さらに岸田新内閣への失望感からリスク回避の動きが加速しました。ただ、突っ込み警戒感から下げ渋り、週末は米債務上限拡大合意を受けた米国株高や取引を再開した上海株の上昇を追い風に2万8000円台を回復し、出直りに期待をつなげています。
直近高値銘柄でリバウンド狙う
まだ明確に底が入ったわけではなく、週明けは米雇用統計を受けての対応で、神経質な展開が続きそうですが、SQを通過し需給の峠を越したことから下値を固めながら戻りを試す展開を予想しています。直近高値銘柄でリバウンドを狙う方針で、海運や半導体関連を中心に買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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